ポリ袋・ビニール袋・ナイロン袋
- 2025/05/11 08:56
- カテゴリー:日記とメモ
ポリ袋・ビニール袋・ナイロン袋は、同じプラスチック製品でも違う材質から生まれた袋です。スーパーやコンビニでお買い物をしたときに入れてもらうレジ袋を「ビニール袋」と呼ぶ人は多いですが、実はレジ袋はビニール袋ではありません。
1)ポリ袋
材料:ポリプロピレン、ポリエチレン
2)ビニール袋
材料:塩化ビニル樹脂
3)ナイロン袋
材料:石炭などを原料としたナイロン
1)ポリ袋
OPP袋とは、Oriented Polypropylene(オリエンテッド ポリプロピレン)の略で、頭文字をとってOPP(オーピーピー)袋と呼んでいます。透明袋や、透明封筒、フィルム封筒など、様々に呼ばれますが、パリっとして透明度が高いフィルムは、ほぼOPPだと考えて良さそうです。
透明度が高く、パリッととした質感で、商品のラッピングやDMの封筒などに広く使われています。中身が見えるので、DMの開封率を高めたり、商品の確認に便利です。また、防水性や強度もあるため、様々な用途に活用されています。
袋の製造工程は、ポリプロピレンを縦方向と、横方向の二つの方向に引き伸ばす二軸延伸(にじくえんしん)の透明フィルム状を袋状にします。
製造段階で伸ばしているので、フィルムを引っ張っても、それ以上伸びないのがOPP袋の特徴です。透明度が高く、腰がありパリッとしているので、商品のラッピング、陳列の袋、DM用の透明封筒、あるいは、お花屋さんのラッピングにOPPは使われています。
製品は梱包に便利なテープ付き袋と出し入れしやすいテープなし袋があり、用途によって使い分けることができます。
DPE(高圧ポリエチレン)製ポリエチレン袋。LDPEポリエチレン袋の中でも最も一般的で汎用性の高いポリ袋です。手触りがやわらかくしなやかな素材。
OPP袋の場合、原材料のOPPフィルムの原反があれば、すぐに加工にとりかかる事が可能です。急な納期であっても、原反と製造ラインさえ確保できれば、1万枚程度であれば、その日のうちに製袋(せいたい)加工することができます。
一方、ポリ袋(PE袋)の場合は、原料となるチューブの原反の製造に2週間程度の時間を要し、さらにそこから、製袋(せいたい)作業が行われます。
そのあためDPE製品の納期は3週間から1か月を要します。
OPP袋は、透明度が高く高級感がありコストパフォーマンスにも優れる、
書類やDMを入れる袋として代表的な材質です。
PE袋とOPP袋の違いは何ですか?
一般的にPE袋は縦横に伸びますが、PP袋は伸びにくく、伸びたところが白っぽくなります。 形状、加工形態は、一般的にOPP袋は底折返し(半折)、両サイド熱溶断シールとなっています。 PP袋はチューブ状になっており、底から5mm程度上にヒートシールとなっています。 OPP袋の方が透明度は優れています
・高い透明度
・サイドの引き先に弱い
・パリッとした手触り
CPP袋は、丈夫で破れにくい材質で、カタログや商品を梱包する袋としてよく利用されています。
・透明度は少し落ちる
・引き先に強い
・ふんわりした手触り