今日も四国の何処かに八十八箇所をめぐるお遍路さんが居ることでしょう。「お遍路」は四国で修行を積んだ弘法大師・空海ゆかりの四国巡りです。全周1400kmを徒歩ですから大変なことです。
この「お遍路さん」は、空海のお弟子さんが師を求め、山に籠もって修行を行う修験道と同じように、弘法大師と共に巡る「同行二人」により功徳を得ようとしたのが始まりだそうです。
留学しても本物を血肉とする人は稀ですし、留学先で認められるなんてことは滅多にあることではありません。初期の留学者で留学先で認められ、帰国後は留学で身につけたことを後世に伝えた空海という人を想うと、その空海を求め求めて功徳を得るという思いが理解できます。
伊勢神宮の裏山にあたる熊野の信仰は自然教です。ずいぶん昔に仕事で一緒させていただいた植島啓司さんによると、自然教は最も古い信仰なんだそうです。自然の畏怖や祟りの発想は、海外ではユダヤ教の過ぎ越しの祭が知られてますが、ユダヤ教の派生宗教キリスト教やイスラム教などにも祟りの発想が残っており、アフリカ、中近東、ヨーロッパからアジアとアメリカ大陸にまで広がってます。
余談ですが、国連での言語は世界で最も多くの国が使っている言葉を優先するそうです。世界で一番多くの国々で話されている言葉はスペイン語だそうですが、スペイン分家のハプスブルク家は、スペインが発見したアメリカ大陸はもちろんのこと、ハプスブルクのスペイン王フェリペⅡ世(ポルトガル王フェリペⅠ世)の名を残したフィリピン、ハプスブルクのマリア・アンナの名を残したマリアナ諸島にまでスペイン語圏を広げました。
日本は、罪なき日本人少女の娼婦で知られる奴隷貿易を受けてのバテレン弾圧、そしてフィリピンから中国大陸に覇権を広げ日本包囲を企んだハプスブルクに対しての朝鮮出兵でハプスブルクから生き残りました。御庭番と言われた諜報員、スパイとか忍者と考えられる秀吉がフィリピン総督に当てた恫喝文書がスペインに残ってたりします。
脆弱だった辺境の地の総督が本国に救いを求めたとかいうのはともかく、日本はハプスブルクからの難を逃れ、後にはイギリスからも難を逃れました。
これはマリアナ海溝への大陸プレート沈降によって生まれた火山国が持つ「金」の力も手伝ってのことです。世界の多くの国で基本通貨が銀貨だったのは「金」が無かったからで、日本は地震国ながら、地下資源に恵まれ豊富な「金」の驚異から侵略者たちの手が止まりました。地震無くして国の存続も無かったというのは皮肉なことです。
因みに日本人少女を売り飛ばしたのは当時の日本人です。同じようなことが、日本だけでなく世界中で今も起き続けてますね。
話を元に戻しましょう。日本のヤマトの九州説と畿内説は昔から様々に論じられてます。天皇家派生の末裔竹内睦泰さんの伝承によると、九州から畿内に遷都される間に四国にヤマトがあったそうです。四国の仏神崇拝や、自然教に人間教の仏教が取り入れられた神仏習合、神宮寺の発生を思うと興味深いです。
さて、YouTUbe「四国ネットTV」さんの制作です。1時間50分間の大作です。歴史が失われてしまう前に記録を残した功績は大きいです。
武田邦彦先生が仰ってました。花粉症は人災だそうです。政府が日本の林業を滅ぼした。割り箸は端材の処理段階で生まれるから、日本人は二度と国産の割り箸を持つことはない。
一つの文化を、選挙によって選ばれた政治家達が葬ったのですから、日本国民が選挙で投票した結果の出来事です。人間ですから間違いは仕方ないとはいえ、ボクはこれが間違った選択だったのではないかと思ってまあす。
ウィーンの清掃科がペットボトル分別収集について、焼却時に一定量を混ぜることで節燃になると説明してました。ペットボトルは適度な空気が含まれる化石燃料ですから良く燃えます。もちろん今どきの焼却炉は高温ですから、煙突から出るのは水蒸気ぐらいなもので環境にも優しいですし、焼却炉の熱は社会に還元できます。