日本に来て驚いたこと
- 2022/04/14 09:01
- カテゴリー:日記とメモ
約半世紀ぶりに日本に引き上げてくると良いことばかりです。一部の弁護士とか、一部の学者とか、一部の教師とか、一部の医療関係者など等の例外はあるようですが、日本人は優しくて、路上のゴミも無く、清潔で、末端で働く人々の仕事も迅速丁寧です。
医者とか教師がサラリーマンへと落ちぶれていたり、サラリーマン政治家が金の亡者だったり、ハニートラップに溺れているのも哀れで醜いです。
人が生きてゆく中で、生き様の選択を迫られて、その積み重ねが人生です。どんな人生でも自分が決めるのですが、親や祖父母の遺伝子を引き継ぎ、その影響の中で決断を繰り返すのも事実なのでしょう。
◆ ご飯が臭くない
もち米のようなモッチリ感があります。色と輝きは銀シャリそのもので真っ白です。それから薫りも味わいも癖が無い。日本人はご飯を味わっているのかと疑問に感じるほどです。ご飯の薫りが日本から消えて無くなったことを知っている日本人は、どのくらい居るのでしょうか?
◆ 野菜がいつまでも新鮮
ウィーンなら1週間もすると腐ってきたりしなびたりする野菜が日本では10日後も新鮮で、買ってきた状態とほとんど変わりません。では、10日経過した野菜が本当に新鮮かとなると新鮮な訳は無いです。買ったときも新鮮で、傷む直前でも新鮮なんてことはないから、日本の野菜は、新鮮に見えるだけで、実は新鮮ではないということです。
◆ コーヒーが繊細
繊細な味わいと薫りのコーヒーが研究されてます。そこはかとない違いに対するウンチクに日本の文化を感じます。凶暴で乱暴な大陸人のコーヒーなんてのは、脳味噌がぶっ飛ぶくらいの薫りで、ひとしずくの味わいが爆発して体中に広がるのを楽しむってところなのでしょうね。世界遺産「ウィーンのコーヒー文化」や、イタリアやスペインのコーヒーがヨーロッパの典型で、ある程度の品質の豆からのエスプレッソ抽出が主流です。結局はマシンの蒸気圧が全てを決めるってところに大雑把な大陸文化を感じます。豆を研究したり、機材を研究して優雅な感覚を楽しむってのは、大陸人からは微塵も感じられません。
◆ 牛乳の色が真っ白
まるで増白しているかのような白です。牛乳ってのは黄色だと思っていたので驚きです。牛乳の味がしないし、ミルク独特の香りが無い不思議な飲み物です。
◆ バターの味と香りが無い
日本のスーパーマーケットに並んでいるバターは食感が違います。バターの香りが無く乳製品とは程遠い単なるべとついた油の味わいです。調べたらヨーロッパのバターは発酵バターだそうです。
◆ パンがふっくらモチモチ
「ふっくら」「モチモチ」という謳い文句ですが、ネチャネチャしてるだけで香りも無く不味いです。幸い近所にドイツで修行したメガネのお姉さんが、小麦粉とイーストで普通に焼いてくれるパン屋さんが見つかり、そこのフランスパンはイーストの薫りがします。